5Sの徹底


自分が事例3の解答でよく書いてたパターン。
今、大学院の夏季集中講義で「生産イノベーション」をやってますが、
木村登志男教授は元セイコーエプソンの副社長を務められた方。
生産現場をよく知っておられ、「モノづくり」に関する造詣も深い。
(時計からPC、プリンタ、そしてなぜか自動車まで)
穏やかな語り口で、生産現場を熟知した立場からの「生産」の講義は、
診断士の「運営管理」とは違ったおもしろさがあります。
(要は、豊富な具体的な事例の多さってところでしょうか)


そこで5Sなんですが、
5Sって「整理・整頓・清掃・清潔・躾」って念仏のように覚えました。


で、なぜ、生産の解答でこれを書いていたか、
というか、書いていたときの自分のイメージは、
「中小企業の生産現場って「整理・整頓・清掃・清潔・躾」ができてないんだろうな。
だから、たった2文字分だしとりあえすいれとこ」ぐらいの認識でした。


まぁ、実際にできていない中小企業も多いんでしょうけど、
先生曰く、
大企業でもできてないところ多いよ、とのこと。


また、「製造現場」「生産技術」「生産管理」部門はたいがいどこの会社でもできてるけれど、
たいがいできていないのは、「設計」「開発」「営業」部門なんだよ、と。


また、(営業が)個人の机の上の整理ができないのに、
そんなことを事業部単位、全社で行うのは本当に困難ですよ、とのこと。


2次試験の事例3では直接関係ないと思いますが、
5Sを語るときには非製造部門も考える必要があるんだ、と
今更ながらに勉強になりました。